天使を拾った夜 ハーレクイン小説の感想
皆さんはハーレクイン小説を知っていますか?
一度は本屋で見たことがあるかもしれません。
ハーレクイン小説は海外の大人向けの恋愛小説です。
小説だけではなく漫画もあり、どちらも胸をときめかせる展開を楽しめます。
そんな私が紹介するのは天使を拾った夜という小説です。
どんな話なのか、そしてドキドキするポイントを紹介します。
天使を拾った夜のあらすじ
孤児院育ちのエンジェルは職を求めてヒッチハイクをしながら旅をしていました。
ある日、旅の途中で遭遇した男から逃げていたところに大きな農場主のロイヤルに出会います。
彼の娘のマディの鶴の一声によってエンジェルは家政婦として共に過ごすようになりました。
というお話です
天使を拾った夜の登場人物
孤高でたくましいヒロイン エンジェル・ロハス
ヒロインは孤児院育ちのエンジェルで、様々な苦労をしながら生きていきました。
エンジェルが旅をしていたのは職場でひどい目に遭っていたからですが。
しかし彼女は理不尽なことに立ち向かい、ヒッチハイクにも挑戦するほどたくましい人です。
ヒッチハイクって結構勇気がいるのですよね。
見知らぬ人と一緒に車の旅をするとは度胸がないとできないものです。
自分はずっと一人で生きていたという彼女ですが、ヒッチハイクで一緒になった人から心配されるほどどこか危ういところも感じられます。
愛を得られなかった彼女が温かい親子に触れて、どのように変化していくのかが見物です。
情熱と優しさを持つお父さん ロイヤル
ロイヤルは娘のマディと暮らしながら農場主として頑張っています。
マディの母親こと妻を亡くした際は絶望しました。
しかし、なんとか娘のためにがんばろうと生きることにしました。
最初はエンジェルを拾おうかと悩みますが、なんとマディの一言で決めるのです。
彼は次第にエンジェルに惹かれていくのでした……。
恋のキューピット、マディ
ロイヤルの娘のマディは天使に関する発言をしています。
この発言のおかげでエンジェルは運命に導かれるようにロイヤル親子と暮らし始めました。
彼女はロイヤルにとって希望の存在なんですよね。
母親がいなくても心優しくてまっすぐなのはお父さんのロディや叔父さんたちの愛情のおかげなんだと感じました。
この不思議な発言、夢で見た天使とは一体なんなのかとわくわくしながら読み進めたものです。
復讐者 トミー
エンジェルの敵としてトミーが現れます。
彼は連続〇人事件を犯しており、エンジェルは自分の敵だとみなして追いかけました。
父親が女好き、それに関する病で亡くなったことから復讐を始めます。
家庭環境に問題を抱えていることから歪んだ思想を持っているようですね。
エンジェルはひょんなことから誤解されてしまいましたが、この問題が解決できるかどうかとハラハラしました。
スピリチュアルラブストーリー 天使を拾った夜の感想
人生初のハーレクイン小説ということで読みました。
この話は不思議な運命に導かれているのですよね。
大抵恋愛は運命の人同士が出会って恋に落ちていくという話です。
この話では不思議な存在である天使が活躍しました。
天使の名前を持つヒロイン、そして恋のキューピットとして活躍するマディなど、あらゆる幸せの予感を感じながら読み進めました。
ロイヤルは何を言っているんだと娘を諭しながらも、彼女の言うことを信じるところは素敵な父親ですね。
大抵いい加減にしなさいと相手にしないと思いますが、彼がマディの言うことを受け入れるかどうかでエンジェルの運命が変わっていったんだと思うと大きな出来事だと感じました。
一番の問題はエンジェルを追いかけて来たトミーの行く末でした。
ひょんなことから標的になってしまったエンジェルがどうなっていくのかと気になりましたが、無事に解決できてよかったです。
大きな問題や葛藤を超えたこれからの彼らを想像してほほえましく感じました。
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最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
あなたに素敵な本との出会いができますよう、お祈り申し上げます!