こどもに悪口を吹き込むと、思わぬ形で残る!
これを読んでいるあなたは聞いたことはあるだろうか。
悪口を小さい子にも言ってはならないと。
私は今まで親や先生などからあらゆる人として大切なことを学んだ。
それを全部守っているかと言われるとそうでもないときがある。
人間誰だって生きていれば嫌な人に会うし、悪口を言いたくなることがある。
私だって、自分が嫌いな人に対してはグチグチと言ったこともあれば言われたこともあったり、陰でこういうことを言っていたよと聞かされることもある。
まあ、嫌なことをされたり言われたりすると心の中にしこりとして残っているものだ。
物心がついていようがいまいが、それはなんとなく残るもの。
そのしこりを紐解いていくとどうして自分がこう思っているのかわかることがある。
今回私が話をしたいのはその心の中のしこりについて踏み込んでみた結果、許せないことが分かってきたということだ。
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それはなんとなく母と話をしていた時のこと。
どんな話をしていたかというと、祖母が生前世話になっていたお寺のお坊さんの話だ。
祖母が亡くなったときも世話になっており、それに対する感謝はある。
しかし、私はそのお坊さんに対してはどこか胡散臭い想いを感じていた。
どうしてなのだろうと気になっていたので、なんとなく話の流れであのお坊さん、信頼できないと切り出してみた。
すると母は過去の怒りを思い出したような顔をして
と言った。
初めて知ったぞと私が驚くとこういうことがあったと教えてくれた。
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それは私が2歳くらいのころ、当時の私は全くしゃべらずに無口でいた。
ちょうど医者に相談しようかどうかと悩んでいたところだったらしい。
ある日、お寺に用事があり訪れたのだがそこのお坊さんが黙ったままの私を見てこう言ったそうな。
えええええ、お坊さんそんなこと言う!?
えー、御仏の教えを説いて悩める人々を導くあのお坊さんが言う!?
さすがにドン引きだわ。
当時の母は、子供に何かないかと不安だったのにそんなこと言われてお坊さんに対する嫌悪感がぶわっと湧き上がったそうだ。
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まさかそんなひどいことを言われていたなんて知らなかったし、当時の2歳だった私にはその言葉がどんな意味なのかわからなかったと思うし、すぐに記憶に残るほどでもなかったと思う。
全く覚えてないのに、お坊さんに対する不信感を抱いていたのはもしかして潜在意識がかすかに覚えていたのだろうか。
なんとなく潜在意識に残っていたのがお坊さんに対する不信感として表れていたのだろうとなんとなく私は推測する。
小さい子は何もかも覚えてないかもしれない。
けど、このようになんとなく気持ちは残るものだ。
悪口というのは結構心に影響を与えるものなんだなと学んだ出来事でした。
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ことばの教室に通っていた時の話を書いてます。