ナイルに死すの感想
私は以前、ナイル殺人事件の映画の感想を書きました。
その時点でまだナイル殺人事件の小説を読んだことはなかったのです。
映画との違いを比較しながら小説の世界を楽しみました。
どんな違いがあったのか、記してみたいと思います。
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ナイルに死すの基本情報
ナイルに死すの作者はアガサクリスティーです。
ハヤカワ文庫版を読みました。
最初にアガサクリスティーのお孫さんの挨拶文があり、ナイルに死すの解説が書かれていました。
アガサクリスティーはエジプトに旅行したことがあることから鮮明にエジプトの雰囲気を味わえるとのこと。
ゆっくりと楽しんでほしいということなのでじっくりとそして船旅の模様を楽しみました。
ナイルに死すとナイル殺人事件(ケネス・ブラナー版)の違い
登場人物の数や職業
小説版は映画よりは登場人物が多く、職業も映画と違いました。
性格が違う人もいました。
映画版ではリネットの関係者のみで固まっていましたが、小説版では無関係の人もいました。
明かされた小さな謎
リネットや他の被害者を殺した犯人や動機については映画と同じでした。
小説では登場人物のそれぞれが抱えている小さな悩みをポワロ見抜いて話を聞きます。
映画では鋭くしかけますが、小説ではカウンセラーのように接しました。
ポワロの口髭の秘密
映画では冒頭にポワロの口髭が生れた秘密が描かれましたが小説にはありませんでした。
この描写があるかないかによってポワロの立ち位置が変わります。
小説では旅人たちと一線を画す存在で、映画では対等な立場としていたポワロ。
どちらも面白くて見応えがあります。
ポワロの秘密を知りたい方は映画ぜひ見てほしいです。
ナイルに死すの感想
さて、映画版との違いを楽しみながら読みましたが、エジプトの風景が思い浮かびましたね。
映画版では美しい風景が見かけられましたが、小説ではごちゃごちゃして大変で母国との環境の違いに辟易する人々の様子が浮かびました。
たしかに旅は楽しいばかりではありませんから、こういう苦労あるよねと共感したものです。
映画ではなんとなくそれぞれの人となりが描かれていましたが、小説ではびっしりとわかりやすく書かれていました。
細かく説明してくれたからこそ、それぞれの登場人物が身近に感じられました。
一番はつらつとして、成長したのはコーネリアですね。
コーネリアは善良の塊で強気な叔母(いとこだっけ?)に押され気味でしたが、このナイルの旅で大きく成長しました。
どんな成長を遂げたのか、そしてコーネリアの元気なところをみたい方はぜひ小説を読んでください。
ナイルに死すを楽しむ方法
ナイルに死すは紙書籍や電子書籍で読むことができます。
私がおすすめするのはHontoです。
電子書籍では定期的にお得なクーポンの発行やセールが開催されています。
自分の好みに合わせた本を紹介してくれるブックツリーがあり、新しい物語に出会いたい人にはおすすめです。
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いかがでしたか。
気軽に遠出できない今、小説なら頭の中で旅行を楽しめます。
自分も旅してみたいと思った方はぜひ読んでみてくださいませ。
今回読んでいただき誠にありがとうございました。